過去最高値を更新し続けている米国株ですが、今どんどん人気も高まり、日本人の中でも米国株のETFへ投資する人もどんどん増えています。
ただ、米国株のETFと言っても種類は無数にあり、どれを選んだらいいのか迷うことも多いと思います。
そこで本日は、
こんな疑問に答えます。
米国株ETFが投資初心者におすすめな2つの理由
世界中には様々なETFがあるのですが、米国株ETFがおすすめの理由は簡単に2つです。
②お小遣い程度の少額でも始められる
①個別銘柄を選ぶ必要がないので簡単
日本の証券会社で買える米国株は4,000銘柄程度あり、投資初心者の場合、この中からどの株を選べばいいのかはかなり難しいのが現状です。
しかし、米国株ETFであれば、指数と連動するタイプになっているので、例えば、「S&P500のETF」を買うことで米国株のトップ企業500に分散投資することができます。
②お小遣い程度の少額でも始められる
米国株のETFは2000円程度から購入が可能ですが、証券会社によっては1円から購入できるところもあります。
この金額であれば毎月例えば毎月1万円ずつ定額での積立が可能になり、現金で毎月貯金するよりも遥かに安全で高い利回りが期待できます。
米国株ETFのポイント・特徴
米国株ETFの特徴は大きく分けて3つあります。
②手数料が安い
③配当が多い
①リスクが低い
米国株ETFを選択すれば、様々な株への分散投資が可能になります。
例えば、「S&P500のETF」を買っていれば、いくつかの株が値下がりしても500社全体で見れば大して値下がりしていない感じとなり、株の暴落へのリスクも低くすることが可能となります。
②手数料が安い
例えば日本の銀行などで進められるETF=投資信託の手数料ってどれぐらいかご存知ですか?
商品にもよりますが、0.5〜1%以上のものが多く、銀行側がこれで儲けているので手数料がかなり高くなっています。
それに比べて今回ご紹介している米国株のETFであれば、0.09〜0.1%程度と圧倒的に安い手数料のみで運用が可能です。
③配当が多い
米国株ETFで一番の特徴と言ってもいいのが、この配当です。
米国株ETFを保有していれば、その保有額に応じて配当をもらうことが可能です。配当はETFの種類によって様々ですが一般的には3〜5%の配当は貰えると考えておいてください。
例えば、100万円入れていれば、配当は毎年3万円という感じですが、おすすめは配当もすべて再投資に回すことで、お金が必要な時期が来たら配当をもらう形にするのがベストです。
米国株ETFを選ぶ際の3つの確認事項
それでは早速米国株のETFをご紹介していきたいと思いますが、その前に、下記のポイントだけ把握しておいてください。
②手数料は安いか
③流通量はあるのか
①いくらから買えるのか?
証券会社によって異なりますが、米国株のETFの種類は300種類以上あり、最低購入額もそれぞれ異なります。
これは証券会社によっても異なりますので、しっかりとその中でいくらから買えるのか?ここもしっかりと把握しておく必要があります。
②手数料は安いか
手数料もETFごとに異なります。
あまりにも高い手数料が設定されているETFは選ばないようにしてください。
③流通量はあるのか
次にしっかりと見て置かなければいけないのがこの流通量です。
流通量とは、どれだけの量が売買されているのか、売りと買いがいつでも出来る状態なのかどうかです。
ETFを買ったとしても、流通量が少なければ売れないですし、売りたい時に売れないと保有していてもあまりメリットがありません。
また、流通量が多ければ多いほど、良い運用が出来るので、ETFの資産運用額などもチェックしておくのが大事です。
米国株ETFおすすめランキング3
上記で色々と米国株ETFについてお話してきましたが、僕自身が購入していておすすめのETFを記載させて頂きます。
僕はいま3種類購入していますが、資金がそこまでない場合は1種類でも大丈夫です。
2位:SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
3位:SPDRダウ工業株平均ETF(DIA)
それでは、それぞれ簡単に説明していきます。
1位:楽天・全米株式インデックス・ファンド
ETFはどれがおすすめ?と聞かれたら必ず答えているのが、こちらの楽天・全米株式インデックス・ファンドです。
このETFを買えば、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーする約3,600銘柄にわたる大型株から小型株に分散投資が可能です。
純資産総額が2,000億円も突破しており、今最も人気なETFです。
名称 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド |
連動指数 | アメリカ全米株式 |
最低購入価格 | 1円以上1円単位 |
信託報酬 | 0.132% |
設定来利回り | 15.02 |
2位:SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
S&P500に連動したインデックスファンドなので、米国株式市場のTOP500社に分散投資することが出来ます。
過去の推移でも高い利益を実現し、SBI証券のETFの中でも長期に渡って人気ランキング1位になり、年々預かり高が増加しています。
名称 | SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド |
連動指数 | S&P500指数(円換算ベース) |
最低購入価格 | 100円以上1円単位 |
信託報酬 | 0.0938% |
設定来利回り | 28.96% |
SPDRダウ工業株平均ETF(DIA)
ダウ平均株価指数(NYダウ)に連動するETFで、一番の特徴は毎月必ず配当金が分配されます。
構成銘柄数は30しかりませんが、2020年8月末に、3銘柄の入れ替えがあったりと、定期的に銘柄は入れ替わってます。
直近の配当利回りは2.19%程度ですが、コロナの後から価格が上昇しており、直近1年で見ると利回りは24%を超えています。
名称 | SPDRダウ工業株平均ETF |
連動指数 | ダウジョーンズ工業株価平均 |
最低購入価格 | 100円以上1円単位 |
信託報酬 | 0.16% |
設定来利回り | 8.05% |
米国株ETFを購入する時の注意点
米国株のETFを購入する際の注意点は2つです。
②分配金の再投資は自分で行わなければならない
①為替レートには要注意
米国株の場合は、基本ドル建てとなります。
ETF自体の購入は円で表示されていますが、それでも実際購入しているのはドルとなりますので、日本円が強くなった場合、利益が減る場合があります。
ただ、これも長期で見たら円高でも円安でもあまり変わらないのでそこまで気にしなくても大丈夫ですが、売る際にはなるべく円安の時に解約した方が利益は大きくなります。
②分配金の再投資は自分で行わなければならない
米国株の場合、配当が出てもそれを自動で再投資してくれません。
配当をどんどん再投資に回すことによって、それが複利で膨らみ資産を築けるのですが、この部分は手動となっているので、配当が出たらまたそのお金を使って再投資するようにしてください。
米国株ETFおすすめの購入方法は、毎月同じ額ずつ購入すること
僕は投資する際は必ずドルコスト平均法にて投資を行っています。
定期的に定額で購入していくことにより、購入価格を気にせず、リスクを分散させることができ、平均買付単価を抑える方法です。
ETFの値段も日々変動するのですが、これも毎月決まった額ずつ買うことで平均の値で購入することが出来るようになります。
まとめ:毎月現金で貯金するなら米国株ETFでの積立の方が圧倒的に有利
いかがでしたでしょうか?
いまコロナでの不景気対策により各国政府はお金をどんどんばら撒いています。
モノでもそうですが、大量にあるものはどんどん価値がなくなっていきます。
お金が発行されればお金の価値は落ちているのです。
だからこそ、現金で持っておくだけではどんどんお金の現金の価値は下がっています。
米国ETFは将来の自分年金のつもりで購入することをおすすめします。